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ADHD・注意欠陥多動性障害

発達障害の人が孤独になってしまう理由4選

こんにちは!きょうたです。@Kyouta_Gotsubo

僕はADHD/注意欠陥多動性障害という発達障害を持っているのですが、

冗談抜きで友達と呼べる人が5人以下くらいしかいません。

 

この記事にたどり着いた発達障害をお持ちの方も「友達がいない」「知り合いがいない」

自分って孤独だなと思って悩み苦しみ、

この記事にたどり着いたのではないでしょうか?

 

実際に発達障害を持っている人というのは、

その特性から友人が少ない人が多いようです。

皆さんも学生時代を思い返してみてください。

 

友達が少なく一人で遊ぶことが多かった人、

友達はいたけど卒業や就職などフェーズが変わるごとに友達がいなくなり、

気がつけば孤独な大人になっていた人。

 

こんな人が少なからずいるはずです。

 

今回の記事では30年間生きてきた僕の個人的な見解になってしまうのですが、

発達障害の人が孤独になってしまう理由を解説していきたいと思います。

 

※発達障害と言ってもADHDだったりASDだったりと種類は様々です。

そしてよくある勘違いが発達障害は血液型のように、

はっきりと特性がわかれていると思っている人がいるということ。

 

しかし実際にはADHDだけどASDの特性が強かったりと、

発達障害は波のようにグラデーションでつながっています。

ADHDだから必ず「汚部屋」になるわけではなく、

 

ADHDでも僕のように潔癖症で部屋が極端にきれいで、

モノの場所にこだわりがある人だっています。

それらを踏まえた上でここからの文章を読んでみてください。

 

目次

発達障害の人が孤独になってしまう理由①こだわりが強すぎて周りが離れていく

発達障害の人というのは何かしら人に理解できないこだわりを持っている人が多いです。

僕だと「極度にモノを少なくすること」にこだわりを持っています。

また、モノの配置をバラバラに配置するのがとても嫌いで、

 

モノの配置はテトリスのようにきっちりと角と角が揃っていないと気持ちが悪いです。

この気持ちが悪いという感覚が発達障害の人特有の「こだわり」です。

 

とはいっても健常者の人からしたら「こだわり」と言っても、

何のことだかわかりませんよね?

わかりやすく言うと歯磨きをした後に口をゆすがないのって気持ちが悪いですよね?

 

そこは親友が何と言おうと、大好きな彼女が何と言おうと、

歯磨きの後に口はゆすぎたいですよね?

発達障害の人のこだわりというのはそういう感覚です。(わからないかもですが)

 

そしてそのこだわりというのは時として友達を失うことになります。

例えば友達の家に泊まることがあったとします。

誰しも学生時代なら一度はある経験ではないでしょうか?

 

学生時代の一人暮らしというのは家事にも慣れておらず、

また彼女がいない男の部屋は誰にも見られることがないので基本的には汚いです。

そんな男の家に僕が泊まりに行った時に思うことは「汚い」ではなく、

 

「ありえねぇ」です。

もっと言うと「人として」「ありえねぇ」という領域で考えてしまいます。

その感覚は「歯を磨いた後に口をゆすがない人」がいたら「ありえねぇ」

となる感覚と同じです。

 

その時健常者の人であれば「お前部屋汚いなぁ~片付けろよなぁ~」で終わることでしょう。

しかし僕なら「お前よくこんなところで寝てるな大丈夫?」と言ってしまいます。

後から冷静に考えたら泊まらせてもらっているのはこっちだし、

 

別に部屋が汚くてもその人が病気にかかりやすくなるだけで、

特に他人に迷惑をかけているわけではありません。

それなのに発達障害の人は自分の「こだわり」を相手に押しつけてしまうんです。

 

その時は優しい友人なら「本当ありえないよね俺(笑)今度片付けるよ~」

なんて返事をしてくれるかもしれません。

しかしその後その友人はそんなことを言う僕とは距離をおくでしょう。

 

加えて発達障害の人というのは「悪いことを言ってしまった」という感覚がないです。

もちろん相手が激怒したなら話は別ですが。

 

だから気がついたら友達が周りにいないという現象が起きてしまうんです。

 

しかし歯磨きをした後口をゆすがないのを許せないように、

なかなか自分のこだわりというのは譲れるものではない。

なので発達障害の人が孤独になるのは必然的なのかもしれません。

 

発達障害の人が孤独になってしまう理由②無意識に相手を傷つけて孤独になる

上で書いたことと少しだけ重複する部分ではあるのですが、

発達障害の人は「発言」によって相手を無意識に傷つけていることがあります。

例えば僕はYouTuberという職業柄SNSで相談を受けることが多いです。

 

「仕事が辛いです、上司が○○で、部下が○○で」など、

あるふれた仕事に関する相談が多いです。

しかし発達障害の人、特に僕のようなADHD傾向が強い人というのは、

 

物事を極端に二分して考える人が多くいます。

上にあるような仕事に関する悩みであれば「やめればよくないですか?」

これだけです。

 

しかし、恐らくですが質問者さんはそんなことはわかっている上で、

何か解決方法がないか相談しているわけです。

しかし発達障害の人というのはそこがわかってない場合があります。

 

この記事を読んでいる人はもしかしたら「きょうた間違ってなくね?」

と思っているかもしれません。

しかし世の中は極論だけではやっていけないことがあるみたいです。(僕はないですが)

 

つまり正論を言うことが必ずしも相手にとって正解ではないということです。

上記の仕事関連の場合、質問者さんのバックグラウンドには子供がいる、

ローンがある、お世話になった社長ですぐにはやめれないなど、

 

人というのは様々な悩みを抱えているそうです。(僕はないですけど)

なので質問者さんは単純に仕事をやめたら解決するという誰でもわかる事実、

正論を求めているのではなく何か別の方法を知りたいと言うことです。

 

さらに言うと彼氏関係で悩んでいる女性がいたとして、

僕個人としては彼氏と別れる以外の方法がありません。

なぜなら悩んでいる原因が彼氏なら別れて原因がなくなれば悩まないからです。

 

しかし世の中そういうことではないということです。

例えば友達が何気なく相談に乗ってほしかったとして、

上記で上げたような正論をかざされると健常者の人は「なんだこいつ」となります。

 

これが発達障害の人が無意識に相手を傷つけて孤独になる理由です。

 

発達障害の人が孤独になってしまう理由③マルチタスクが苦手でいつの間にか疎遠になってしまう

発達障害の人というのは好きなこと、

興味があることには健常者の人以上に集中力を発揮します。

僕個人で言えば動画編集やブログの執筆などは、

何時間でもご飯を食べるのも忘れて続けて行うことができます。

 

この集中しすぎしまうことを「過集中」と言ったりします。

そして発達障害の人は過集中の真逆であるマルチタスクが大の苦手です。

マルチタスクとは色んなことを同時並行で行うこと。

 

健常者の人であれば学生時代からマルチタスクをこなすことができます。

学校の勉強、友達との遊び、部活、恋愛、合コン、サークル等々。

しかし発達障害の人はそれができません。

 

大学に入ったとしても勉強だけにしか集中できなかったり、

反対に恋愛にのめり込みすぎて勉強が全くできなくて留年したりする人もいます。

発達障害の人はマルチタスクが大の苦手分野ということです。

 

そして大人になると誰もがすること、それが仕事です。

学生時代であれば勉強やバイトや恋愛など、

何をするかはある程度自分で決めることができます。

 

しかし大人になるとお金持ちの子供以外は基本的に仕事をしなければいけません。

そうなると発達障害の人は学生時代の人と連絡を取ることを怠ります。

怠るというか仕事に集中しすぎてそんなことをする余裕がないというのが適切でしょうか。

 

連絡が来ない相手というのは自分に興味がなくなったのかな?

と考えるのが人間というものです。(よほど絆が強いと別ですが)

友人関係を社会人になっても続けるにはこまめな連絡が必要です。

 

しかし発達障害の人にはそれができない。

仕事というのは学生時代のように4年で終わるような区切りがないので、

永遠仕事に追われている発達障害の人は永遠友達に連絡をしません。

 

するとすごく余裕が出来た時(仕事を辞めた時など)に

「久しぶりに~元気~?」などと連絡をしても既読にもならないといった現象が発生します。

もっと言えば学生時代に仲がよかったグループの一人が、

自分以外の人を招待して結婚式で盛り上がっていたりします。

 

これらの現象はいきなり自分がのけ者にされたわけではありません。

彼らは結婚式が行われる以前から頻繁に飲み会やら同窓会で集まっています。

もちろん発達障害の人も誘われています。

 

しかし仕事をやるのが精一杯で何回かくれた誘いをシカト、もしくは断る。

すると仲がよかった友人達の間で「あいつ連絡しても返事ないからもう呼ばなくてよくね?」

「なんかあいつ社会人になってからノリ悪いよね」となり、

 

最終的には結婚式にも歳をとってからの同窓会にも呼ばれなくなるとういうメカニズムです。

もちろん僕自身一度も同窓会に呼ばれたこともなければ、

結婚式に呼ばれたこともありません。

 

30歳になった今仕事も安定してきてようやく人と連絡を取る余裕ができてきました。

しかしこの歳になると友人は結婚している人が多く(広島のような田舎は特に)

 

今更連絡をとったところで子供がいたりともう会うことはできません。

あったところでサラリーマンでもなく、独身の僕は会話することがない(笑)

 

発達障害の人が孤独になってしまう理由④喧嘩で相手を完膚なきまでまでに叩きのめすので友達が減る

僕自身、最近は睡眠時間を確保することを最優先にしたり、

ストレスがない仕事だけをするようにしたり、

瞑想やヨガなどを日常的にすることでキレやすくなることは減りました。

 

しかしそんなことができる発達障害の人は極わずかです。

ほとんどの発達障害の人は日々のストレスに追われてキレやすい状態にあります。

例え相手が友人でも時には意見がぶつかり合い喧嘩になることもあるでしょう。

 

喧嘩や議論をしてお互いの意見を交わし、

さらにお互いの仲が深まるというのが人間だと思います。(たぶん)

 

しかし発達障害の人というのは時として喧嘩は戦いであり戦争となります。

一度キレてしまえばそれが十年来の親友だろうが、

長年付き添ってくれた妻であろうが関係なくなります。

 

とにかく「負けたら最後」という考えが強くなってしまい、

どうにかして相手を完膚なきまでに叩きのめそうとします。

相手が「わざと」負けを譲ってくれたとしてもそれでは気が済まず、

 

終わった喧嘩に固執して相手を追い込んだりする人もいます。(ご迷惑をおかけしてすみません)

ただの友人同士の喧嘩なら意見のぶつかりありとして笑い話になるでしょう。

しかし発達障害の人はそうはなりません。

 

これが発達障害の人が最も孤独になる理由で多いのでは?と僕自身は感じています。

では喧嘩をした時に相手を完膚なきまで叩きのめさないためにはどうしたらいいのか?

それは自分自身に余裕を持つことがとても大事です。

 

僕ではいえば個人事業主として仕事をしていて嫌な仕事は引き受けません。

「そんなことでは食べていけないのでは?」と思うかもしれませんが、

僕の家は四畳半で家賃が2万6千円です、水道代も込み、Wi-Fi代も込みです。

 

スマホも格安SIMにしてお金がかからないようにするなど支出の部分を徹底的に管理しています。

さらに僕は結婚するつもりもなければ子供を作るつもりもありません。

だから女性に媚びてデートに行ったりプレゼントにかかるお金もありません。

 

上に書いたことはすべて「余裕を持って生きる」ためです。

発達障害の人であったも落ち着いて冷静に考えれば喧嘩であっても、

「これは僕のことを思って怒ってくれているのかも」と考えるとができます。

 

しかし毎日の通勤、仕事、夫婦関係、子供など様々なストレスがある状態だと、

発達障害の人は冷静に物事を考えることは難しいです。

だからこそ良好な人間関係を築きたいのではあれば「余裕」が大事になってきます。

 

最後に

 

今回は僕自身の経験を踏まえて発達障害の人が孤独になる理由を解説しました。

もしかしたら僕が書いた理由以外にも色んな理由があるかもしれません。

もし個人的にこんなことがあるよ、という人がいたらお問い合わせからご連絡ください。

 

記事に加筆させていただきます。

ではここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

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