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Time scarcity value(時間の希少性)

自分が何のために生きているのかわからない人が増えている理由

今週は家と会社の往復しか記憶がない。

気づけば休みの日が終わっていた。

会社では頑張っているつもりでも給料は上がらない。

何年経っても同じ役職で仕事にやりがいがない。

 

自分は何のために生きているんだろうか?

 

もっとお金があれば。。。もっと時間があれば。。。もっと英語が喋れたら。。。

海外を一か月くらい放浪することができたら。。。

きっと生きる意味が見つかるはずだ。

 

こんな風に思ったことがある方いませんか?

 

僕が今並べた言葉はテレビのCMや自己啓発本の表紙にあるような、

生きる意味を見言い出せない人が見たら惹きつけられそうな言葉を適当に並べただけです。

 

日本は他国に比べてとても衛生的で、夜も女性が一人で出歩くことができる安全な国です。

誰もがスマホを持っていて、ボタン一つで欲しい商品や食べ物が家に届く便利な国でもあります。

恐らく発展途上国から見るととても幸せな国に思えるはずです。

 

しかし日本での自殺者は先進国の中でもトップクラスであり、

幸福度ランキングも常に主要先進国の中で断トツ最下位です。

なぜこんなにも多くの人々が悩み苦しんでいるのでしょうか?

生きる意味を見いだせない人が大勢いるのでしょうか?

 

もしかしたら原因はなぜ自分が生きているのか?

自分は何がしたいのかを理解していない人が多いからかもしれません。

今回は自分が何のために生きているのかわからない人が増えている理由、

またその解決策について説明したいと思います。

 

目次

何のために生きているのかわからない理由①他人を気にしすぎている

何のために生きているのかわからない理由①他人を気にしすぎている

人間というのは本来小さな村単位で暮らしていた生き物で、

最大でも150人ほどのコミュニティの中で生きていました。

それがここ何年かの技術革新により、

爆発的にその他大勢の人達とコミュニケーションを取ることができる時代になりました。

 

地球の裏側にいる人間とも画面を通じてコミュニケーションを取れる時代。

70年前であれば手紙を送って返事がくるのを何カ月も待つのが普通でした。

しかし簡単にコミュニケーションを取れてしまう反面、

よく知らない他人の表面だけを見てそれがその人の本来の姿であると思い込むようになりました。

 

150人程度のコミュニティであれば自分達の家族や親戚、

その他数組の家族とコミュニケーションを取るだけだったので、

他人をそこまで気にすることはありませんでした。

 

つまり生きる基準をある程度自分の軸で決めることができていたわけです。

 

しかし現在ではメディア洗脳のせいで「こうあるべき姿」が予め決まっています。

もちろん法律で決まっていないので洗脳されていない人は自由に生きれるのですが、

メディアの洗脳を強く受けている人は思考停止しているため、

他人が決めた「こうあるべき姿」を自分の考えだと勘違いして生きています。

 

例えば結婚式をどう上げるのか、どの家を買うか、どの車を持つか、

子供を受験させるのか、どんな習い事をさせるのか等上げればきりがありませんが、

70年前の子供に比べて現代の子供は育てるのにとてもお金がかかると洗脳されています。

 

お金がないのにポンポン子供を産むような家は田舎では未だに普通にありますが、

その家の子供達は餓死することもなく普通に大人になります。

 

しかし都内に暮らせばわかるのですが子供が一人前になるには

「こうあるべき」という姿が予め決まっています。

子供というのは何もない無の状態から生まれるわけであり、

生まれた瞬間に受験をしたいと自分から言う人間はいません。

 

もちろん子供のためという意見もわかるのですが、

その真意はみっともないない学歴の子供だと自分が恥ずかしいとか、

ご近所がお受験をしてるのに自分の家はしないのは恥ずかしいとか、

くだらない世間体のためである場合が多いです。

 

どうすれば他人の目を気にせずに生きることができるのか?

どうすれば他人の目を気にせずに生きることができるのか?

どうすれば他人の目を気にすることなく自由に生きることができるのでしょうか?

それは「テレビを持たない事」「スマホを持つにしても時間を制限すること」。

テレビのニュースは突き詰めればあなたに関係のない話題ばかりです。

 

広告料を貰った各企業の宣伝のために作られた世界をただ漠然と見ていたとして、

あなたは作られた世界に憧れや嫉妬、現状の生活との違いに落ち込むだけです。

 

テレビドラマに出てくるありもしない理想の男性に女性は憧れ、

男性も女性が好きな男性像がテレビの影響で決まっているため理想の男性を演じるしかなくなります。

 

しかしテレビを持たなければ見ることが物理的に不可能なので落ち込むこともないのです。

 

次に今や誰もが当たり前のように持っているスマートフォンですが、

ある研究ではスマートフォンの利用時間が長ければ長いほど、

鬱になる確率が上がるという研究結果があります。

 

有名な話でスティーブジョブズは自分の子供には家で、

スマートフォンを使う時間を制限していたという話があり、

ビルゲイツは自分の子供が14歳になるまでスマートフォンを持たせなかったといいます。

 

なぜでしょうか?実はスマートフォンの中にあるアプリには、

カジノのスロットと同じドーパミンを刺激する効果があるのです。

アプリ開発者はそのことを理解した上でアプリを開発しています。

 

サルを使った実験ではボタンを押して毎回ジュースが出るスイッチと、

二回に一回、または三回に一回の確率でジュースが出るスイッチを用意して、

サルがどちらのスイッチを好むかという実験をしました。

 

結果的にサルは不確定でジュースが出るスイッチを気に入るようになりました。

これは人間にも当てはまることで宝くじやギャンブルにはまってしまうのは、

当たる当たらないかの不確定要素が強く当たりが出た時の喜びが大きいからです。

同じお金をもらうにしても毎月の給料にいちいち興奮しないのはこのためです。

 

つまりあなたが見たいものがあるからあなたはスマホを見ているわけではなく、

スマホ側があなたを見たいものがあるように誘導しているわけです。

そしてスマホはドーパミンを刺激するので永遠と見る続けることができます。

 

派手な他人の生活や明らかに加工された有り得ないボディを見て自己嫌悪に陥るのは、

自分で掘った落とし穴に自分で落ちるくらいバカげています。

自分が何のために生きているのか知りたいならスマホを使うにしても仕事関係のみにして、

アプリはスマホの中から今すぐに消すべきです。

 

何のために生きているのかわからない理由②夢を持たないといけないと思い込んでいる

何のために生きているのかわからない理由②夢を持たないといけないと思い込んでいる

テレビやSNSを見ると「好きなことで生きていく」「君も夢を持とう」「努力は必ず報われる」

というキラキラした人達をたくさんみかけることができます。

しかしそもそも論なぜ夢を持たなければいけないのかという点には誰も気づいていません。

なぜならこれもメディアが作り出した洗脳だからです。

 

苦労したり壁にぶち当たりそれらを乗り越え何かを達成しなければならない。

達成したらすごい何かが待っているんだとみんなは思い込んでいます。

 

夢を持つことや何かを達成しなければならないと動物が思っているでしょうか?

犬や猫が空を飛びたいと思っているのでしょうか?

牛が俺は家畜ではなく世界一周をしたいと考えることがあるでしょうか?

牛が考えることがあるとすれば家畜になりたくないと思うことくらいでしょう。

 

ある研究によるとテニスプライヤーが優勝した時の喜びは、

30分程度で消えてしまうというデータがあります。

ということはどれだけ苦しい道を歩んでも、どれだけ大変な努力をしても、

達成した時の感覚は30分もすれば消えてしまうということです。

 

スポーツ選手を見ればわかりますが勝ち負けには終わりがありません。

一度かった相手でも次に戦えば負けることもあるし、

若くて体の大きな選手は次から次へと現れます。

 

それらがわかっているのにいつまでも辛く苦しいことをする必要はあるのでしょうか?

 

夢ややりたいことがなくても楽しく生きる方法

夢ややりたいことがなくても楽しく生きる方法

夢ややりたいことがなくても楽しく生きる方法が一つだけあります。

それは「全てのことに感謝して」「他人に尽くすこと」です。

感謝することは誰でもできますしお金もいりません。

 

現代社会は常にお金を使うように洗脳されています。

何かが流行れば他人が持っていて自分が持ってないのは惨めなので、

他人と同じものを持ちたがります。

 

そして他人と同じ行動には必ず競争が生まれます。

例えば今流行りのキャンプにしても、

他人よりも便利で高くてカッコイイ道具が欲しいという欲が生まれます。

 

家や車やスマートフォンも今あるものがまだ使えるのにも関わらず

自分に都合がいい言い訳をして新しいものを買うのは他人と比べるからです。

 

仏教にはとてもいい言葉があります。「足るを知る」という言葉です。

現状今あるモノ、自分が置かれるべき状況に満足するということです。

資本主義は消費社会じゃないと成り立たないので、

「足るを知る」という思想は強がりや貧乏アピールと非難されることがあります。

 

なぜ非難するのかというと物事の本質に気づかれると困るからです。

 

先祖代々同じ家に住み、ボロボロになっても同じ車に乗り、

使えるものは使い続ければモノは必要ないし、モノを買うお金もいりません。

しかしそれでは困る人達がいるからメディアは洗脳を続けます。

 

足るを知るなんて貧乏人が強がりで言っているだけで惨めですよと、

だからもっと幸せなになるために新しくて綺麗で高価なモノを買い続けましょうねと洗脳する。

 

そのほうが大衆からお金を巻き上げるのに都合がいいんです。

夢や目標なんてなくても何にも問題はありません。

あったところで誰かが作った夢や目標と自分を比べて惨めな思いをするだけです。

 

何のために生きているのかわからない理由③そもそも生きるのに意味なんてない

何のために生きているのかわからない理由③そもそも生きるのに意味なんてない

そもそも人間は知能が発達しているとはいえ元々は動物です。

動物が自分の生きる意味なんて考えることはまずありません。

本能のままに寝て起きてご飯を食べていつかは死ぬだけです。

 

そこに意味なんてものはありません。

 

人間は知能が発達しているので狩りをしなくても食料が手に入るようになり、

家があるので外敵から身を守ることをしなくてもよくなりました。

遠くへ行きたいと思ったら車や電車、飛行機を使えば歩かなくても目的地に到着します。

するとどうなるかというと時間が圧倒的に余るようになりました。

 

もっと言うと暇になったわけです。

 

そこで人間は暇な時間と発達した大脳で考えました。

「なぜ自分は生きているんだろう」「何のために生きているんだろう」と。

 

実は近年脳科学が発展していく上で、

人間には自由意志というものは存在しないということが明らかになりつつあります。

恋愛にしても子孫を残したいという脳の反応によるものであり、

他の行動にしても人間が何かをしようと決める前に脳が先に反応しているという事実があります。

 

例えば目の前に水が入ったコップがあったとしてあなたがそれを飲んだとします。

あなたに「なぜ水を飲んだのか」と聞くとあなたは自分が水を飲みたかったからと答えるでしょう。

しかし実際はあなたの意思よりも先に体内に水分が足りないと脳が反応し、

脳が手を動かし水を口に持って言っているのです。

 

つまり私たち人間は脳が先に決めたことに対して行動しているという点では、

本能で生きている動物と何ら変わらないと言うことです。

人間はそれに加えて思考する能力が備わってしまったため、

脳の反応ではなく自分の意思や感情で物事を決めていると後付けしているに過ぎません。

 

つまり人間界で言われているあいつよりも自分が上だとか下だとか、

家が大きいとか小さいとか、ご近所の旦那はどうだとか、友達の彼氏がどうだとか、

そんなことは世間やドラマが決めた価値観であり自分の人生には全く関係がないということです。

 

老後に町内会の集まりでうまくいかない人がいるます。

どんなタイプの人間かというと会社の重役だったり学校の先生だったり、

現役時代に何かしら役職がついていた人達です。

 

どんだけお金があろうと役職があろうと仕事をやめたら人間はただの人です。

どれだけ会社で偉かった人であろうとも老後になって身分が無くなれば、

周りの人間は大多数の人間と同じように扱います。

 

これらのことから役職や見た目などはあくまで世間が決めた価値観に従っているだけであり、

人間本来の価値ではないということです。

本当に役職で人間の価値が上がるのであれば老後の町内会でもみんなから尊敬され敬われはずです。

しかし実際にそんなことは起きません。

 

最後に

 

今回は自分が何のために生きているのかわからない人が増えている理由について記事を書きました。

結局のところあなたは何者でもないので何者にもなる必要はないということです。

 

テレビを持たず必要以上にスマホを使わず、

他人が決めた価値観や夢などに従うことなく、

ただ目の前ことに感謝して生きれば悩むこと自体が無駄だと気づきます。

 

悩んでいるのは暇だからです。

あなたには価値がないのではなく地球に生きているどの人間にも同じく価値はありません。

 

人間は頭が良く、武器を作り出し、集団で行動できるので動物よりも偉いと思いがちですが、

未だにゴリラやライオンと人間一人が素手で戦っても勝つことはできません。

あくまで武器が動物よりも強いというだけの話です。

 

今回の記事はここまでです。

また次の記事でお会いしましょう。

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