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ADHD・注意欠陥多動性障害

【発達障害者は姿勢が悪い】大人になっても間に合う対策方法とは?

発達障害の人は姿勢が悪い傾向にある研究論文が出されてから随分と日が経っているのですが、

日本では発達障害の人に対する認知度が低いことや、

聞いている姿勢や態度をとても重要視する軍隊のような教育方針により、

発達障害の人と健常者の人が一括りにされてしまうことが多々あります。

 

発達障害の人は子供であれ、大人であれ、

「なまけている」「やる気がない」という見方をされることが多いです。

さらに姿勢が悪いことにより身体的な不具合が多々発生し、

それらが「勉強が理解できない」「落ち着いて集中できない」ことに繋がったりもします。

 

今回は僕自身がADHD(注意欠陥多動性障害)であることを踏まえて、

発達障害の人が姿勢が悪い理由やそれに伴う日常生活の不具合、

大人になってからでも改善できる方法をご紹介したいと思います。

 

こんにちは!きょうたです。TwitterYouTubeもやってます。

 

目次

発達障害の人は姿勢が悪く日常生活で困ることが多い

発達障害の人は姿勢が悪く日常生活で困ることが多い発達障害の人が身近にいる人や教育現場で様々なお子さんを見てきた人なら、

発達障害の人に関する理解があり姿勢の悪さや態度に寛容な人はいます。

しかし日本では「やる気」「気合い」「聞く態度」「聞く姿勢」など、

物事を理解している以前に見た目がとても重要視されます。

 

例えば海外の授業を聞いている風景ではそもそも髪型や服装の規制もなく、

足を投げ出して授業を聞いている生徒やガムを嚙んでいる生徒さえいます。

発達障害の人は姿勢が悪く日常生活で困ることが多い

これは海外の授業が見た目よりも「勉強を理解しているか?」を重視しているからでしょう。

 

また口には出さないだけで態度が悪いように見える子供が発達障害だった場合、

注意した側の先生自体が問題指摘される可能性もあるからです。

 

個人的な話になるのですが僕は昔からとても姿勢が悪い子供でした。

僕は28歳になるまで発達障害であることは全く知らずに育っていましたが、

常に「猫背」で「腰痛」に悩まされていました。

 

子供の頃は机にどちらかの腕を枕にして寝るように座っていることが多く、

優しい先生の場合は特に何も言われなかったのですが、

厳しい先生の時には「きょうた、姿勢ちゃんとしろ!」と怒られることが多々ありました。

 

また体育の授業中に待機している時に体操座りができずに、

いつも手を後ろについていたり、いわゆる(ウンコ座り)のような一時的にしゃがむ格好も苦手でした。

 

発達障害の姿勢の悪さは運動神経の悪さに直結する

発達障害の姿勢の悪さは運動神経の悪さに直結する

僕は運動神経が本当に悪い子供で小さい頃から運動は何をやってもダメでした。

小学生がやるドッヂボールはもちろん手打ち野球(カラーボールを手のバットで打つ簡易的な野球)

大中小元(4マスの陣地に分かれて足のみでリフティングする遊び)なども全て不得意でした。

 

弟が入っていた影響で地元の少年サッカーチームに入ったこともありましたが、

リフティングはよくて3回、運がよくても15回がいいところでした。

同世代のうまい男の子は200回を超える子やストップがかかるまで永遠にできる子もいました。

 

姿勢の悪さとは詳しく言うと「体のバランスの使い方」です。

発達障害子供は体幹がとにかく弱いため上記のように簡単な体操座りもできません。

体操座りができないのに自分の身体を使うドッヂボールができるでしょうか?

できるわけがありません。

 

ドッヂボールで球を投げるときにはボールを持つ指先の感覚、肩の筋肉、肘の筋肉、

手首の筋肉などありとあらゆる神経を同時に発動させてボールを投げます(捕ります)

発達障害の子供は自分で自分の身体の感覚をあまり理解していないため、

ボールにどのような具合で力を加えたらどう飛んでいくのかが理解できていません。

だから小学生なら誰もができるありとあらゆるスポーツができないのです。

 

ちなみに僕の弟は1漕ぎ目で自転車のコロなしに乗ることができたのですが、

僕は一か月半かかってようやく自転車のコロなしにのることができました。

 

体感の弱さからくる姿勢の悪さは勉強にも影響する

体感の弱さからくる姿勢の悪さは勉強にも影響する

2010年の論文によると発達障害の子供全員ではないが、

発達障害の子供は姿勢が悪く、

健常者の子供ができる簡単な運動ができないという研究結果があります。

 

姿勢の悪さの原因は主に体感が弱いことですが、体感が弱いとどんなことが起きるのでしょうか?

それは「長い間椅子に座っていることが困難になる」ということです。

発達障害の一つであるADHD(注意欠陥多動性障害)の子供は「じっとしていられない」

という一点だけが注目されてしまい「なぜ?じっとしていられないのか?」

には注目されることがありません。

 

実は「勉強に集中できないから座ってられない」のではなく、

「座っていること自体が苦痛である」というのが個人的な意見です。

まず有り得ない話ですが「寝転んで授業を聞いていい」のであれば、

実は授業を聞くことは不可能ではありません。(理由は後術)

 

運動ができないことは勉強ができない事にも繋がる

運動ができないことは勉強ができない事にも繋がる

発達障害の人は運動ができないなら別に勉強だけさせればいいのでは?

無理に苦手な運動をさせる必要はないのではないか?

こう考える親御さんもいるとは思います。

 

しかし近年ではスポーツ、運動と脳の関連性は非常に強いことがわかっています。

子供が発達障害だからといってスポーツをさせないと集中力が余計に弱くなり、

結果的に勉強に集中できず、勉強が理解できないという悪循環になりかねません。

 

発達障害で姿勢が悪いと大人になって困ることがあるのか?

発達障害で姿勢が悪いと大人になって困ることがあるのか?

発達障害の人で姿勢が悪くても大人になってしまえば影響がないのではないか?

こう考える大人もいると思いますが実はそう簡単ではありません。

個人的には「猫背で腰が痛いけど立ち仕事ならなんとかなるか」と思っていました。

 

しかし社会人になり美容師をしてみたりクラブの受付をしてみたものの、

やはり体感は弱いままでいつも片足に重心を置いていたため腰痛が悪化しました。

では座った仕事はどうなのかというと僕はウェブディレクターとして、

2年半オフィス勤務をしていた経験があるのですがこれまた腰が痛くて大変でした。

 

立ち仕事と座り仕事ならどちらがいいかといわれると「まだ立ち仕事の方がマシ」というレベル。

以下では個人的に発達障害の僕が大人になって困ることをご紹介します。

 

発達障害の僕は姿勢が悪いので疲れやすい

発達障害の僕は姿勢が悪いので疲れやすい

姿勢が悪いというと座っていることが苦手なように思われますが、

実は立っている姿勢もそれだけでしんどかったりします。

普通の人であれば旅行のツアーで一日に何か所も回ることもできるかもしれません。

またディズニーランドなどのテーマパークで一日中遊びまわることも可能です。

 

しかし僕にはそれらのことができません。

立っているだけでも疲れてしまうので事あるごとにどこかに座って休憩をしないといけないからです。

発達障害の人の疲れやすい原因として「余計なところにも興味がいくから」というのがあります。

 

これにプラスして体の疲れが合わさると余計に疲れが倍増します。

 

姿勢の悪さからくる疲れで思考が停止してキレやすくなる

姿勢の悪さからくる疲れで思考が停止してキレやすくなる

人は誰しも疲れているときはイライラしてキレ安くなるものです。

しかし発達障害の人は普通の人が「そんなことで?」と思うようなことでキレたりします。

それは単純にディズニーランドまで「行っただけ」ということもあります。

 

普通の人はディズニーランドに到着したら「これから全力で遊ぶぞ!」という気分でしょう。

しかし発達障害の人は既に体力ゲージが0になっていて「疲れた、休みたい、帰りたい」となります。

もちろん恋人や家族の前でいきなり休みたい言ってはいけないことくらいわかっています。

 

しかし体は既に限界が来ている、結果として「イライラして」キレてしまうことになります。

 

発達障害の姿勢の悪さと体感の弱さはジムに行って改善する

発達障害の体感の弱さはジムに行って改善する

発達障害の姿勢の悪さを完全に治すことはおそらく不可能だと思います。

なぜなら僕はジムに通い始めて6年くらいになり、

見た目もマッチョほどではないですが何もしてない人に比べると「ガッチリ」しています。

 

そんな僕でも未だに立っている時は疲れやすいし、座っている時は猫背になります。

しかし個人的な肌感覚としてジムに通っていなかった時と、

通っている今では明らかに腰の調子がいいですしケガをすることも減りました。

 

以前は謎に足をぶつけたり全治二ヶ月の捻挫をしたりと本当にどんくさい人間だったのですが、

ジムに行き初めてからスポーツをしてからケガをすることがなくなりましたし、

以前よりも長く椅子に座ったり仕事をすることができるようになりました。

 

発達障害の体感はヨガで強化する

発達障害の体感はヨガで強化する

長年筋トレをしていて気が付いたことがあります。

それは「筋トレは外側の筋肉しか鍛えれない」ということです。

厳密に言えば腹筋や背筋のマシーンでインナーマッスルを鍛えることもできるのですが、

 

筋肉というのは全体的に繋がっているため一部分を鍛えたらいいというわけでもないのです。

個人的にヨガをはじめたのですが、そこで「股関節」が異常に硬いと気が付きました。

元々男性は股関節が女性よりも硬いですが何より姿勢の悪さが顕著でした。

 

ヨガの基本姿勢に「あぐらをかく」というのがあるのですが、

この姿勢は「座骨を立てる姿勢」です。

僕はこの姿勢をした時に自分が座骨を立てることができないと自覚しました。

 

それは腿の前側や足の付け根の筋肉が張ってしまいどうしても猫背になるのです。

恐らく長年自分が楽な猫背や重心が偏った姿勢でいたため筋肉が固まってしまったんだと思われます。

しかし一か月ほどヨガに通い始めて体に変化がありました。

 

それは「足の付け根の筋肉がやわらかくなり」猫背を少しずつではありますが、

「意識して」治すことができるようになったことです。

僕は大人になってヨガで柔軟を始めましたが子供の頃から続けていれば、

もっと効果は得られるはずです。

 

スタジオに通うヨガは女性が多く子供や男性は行きにくいという人も多いです。

しかし最近ではスマホで見れる「オンラインヨガ」が流行っています。

家でできますし家族みんなで楽しむことができるのでおすすめです。



 

発達障害の姿勢の悪さからくる猫背は床で寝て改善しよう

これは僕個人が行っているかなり奇抜な方法なので、

くれぐれも真似をするなら自己責任で行ってほしいのですが、

僕が猫背を大きく改善できた一番の方法はジムやヨガよりも「床で寝たこと」でした。

 

床で寝ると言っても硬いフローリングの上に寝るのではなく、

フローリングの上にヨガマットのような少し厚さがあるマットを敷いた上で寝ます。

メリット、デメリットは以下の記事を参考に

床で寝ると姿勢が治るのは本当か?床で寝て感じたメリット、デメリット

  こんにちは!きょうたです。 突然ですがこの世にホームレス以外で床に寝る人がいると聞いたらあなたは驚くでしょうか? みなさんがこの記事にたどり着いたということは少なからず床で寝ることに興味 ...

続きを見る

 

僕は収入が多くなった時代に低反発マットレスの帝王とも言われる。

「トゥルースリーパー」で寝ていたことがありました。

あんなにCMをしているのだからさぞかし効くのだろうと思ったのですが、

結果は全くの逆で腰痛が悪化してしまいました。

 

猫背の人は硬いマットレス、もっと言うと床で寝ればいいという記事をどこかで見つけて、

実際に試したのが床で寝るようになったきっかけです。

かれこれ5年くらい床で寝ているのですが猫背は改善されて、

 

慢性的な腰痛は噓のようになくなりました。

発達障害で姿勢が昔から悪く慢性的な腰痛持ちの方は自己責任で試してみてください。

 

最後に

今回は発達障害と姿勢の問題について記事を書きました。

論文を読む限り発達障害の姿勢の悪さを完全に治すことは難しいようです。

しかし小さい頃から運動を地道にに続けることで症状が改善されるという事例があります。

 

僕個人は大人になって発達障害を自覚したわけですが、

大人になってからでも症状を改善することは可能だと思っています。

最後に僕がしている発達障害の姿勢の悪さを改善する方法を一覧にしておきます。

 

  • ジムに最低週3日は通って体感周りの筋肉を強化してケガの防止に努める
  • ヨガorオンラインヨガで体感を鍛えて姿勢の悪さを改善する
  • 硬いマットレス、できるなら床で寝て猫背を改善する

以上です。

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

また別の記事でお会いしましょう。

 

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